心不全について
心不全は、心臓が排出する血液の量が不十分で、全身が必要とするだけの循環量を保てない状態をいいます。
心不全の症状は、坂道で息切れしたり、夜息苦しさで目が覚めたり、セキをしたりします。心不全におちいると、手足の冷感や、意識レベルの低下、倦怠感、呼吸困難等の症状が現れ、死に繋がることもあります。
診断・治療
心臓のエコー検査等で血液の排出量を検査し診断が行われます。
治療については、投薬治療が中心となります。心筋を保護するβ遮断薬、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬に加え、症状に応じて利尿薬、強心薬の投与が行われます。
非薬物療法として、不整脈治療のためのカテーテルアブレーション、ペースメーカー植え込み術、冠動脈治療のためのカテーテルインターベンション、バイパス術、さらに僧帽弁閉鎖不全に対する手術などを行います。